秋の一日
2012年 10月 01日
芸術の秋
美術館に出かけました
「三渓園」とは
明治、大正、昭和の前半、生糸貿易で財を成した実業家 原三渓の元邸宅
その広さは金沢の兼六園の2倍近い広さで、その庭には京都や鎌倉などから歴史的価値のある
建築物を買い集め移築したそうな
移築した17棟のうち10棟は重要文化財に指定されているという名勝らしい
原三渓は
日本美術のコレクターで、名画を集め画家を集め、若い日本画家のパトロンとなり
日本画の発展に貢献した人物
それも横山大観、下村観山、前田青邨など有名どころのパトロンなので
観る目も確かで先見の明もあったようです
さて
この特設展の横にお茶席が設けられておりまして
茶道歴8年めの娘につれられて
作法を知らないわたくしは
またまた恥をかきに・・・
堂々としている娘に
「なんて言えばいいの?」
「だされたお菓子はどうやって食べるの」
とそわそわおどおど(^_^;)
しかし娘のお茶の先生は
「お手前をする方は、お客様に美味しくお茶とお菓子を召し上がっていただくことを
望んでおります。お茶の世界では作法を知らない人のことを笑う人が笑われますから」
といつもおっしゃってくださいます
心得はなくとも
いいものはいい
おいしいものはおいしい
娘に引っ張られて臨む お茶席ですが
飾られているお花や使われている道具に季節を感じたり
前もっての準備や心を込めてこそ
ほんとのおもてなしなのだと改めて思います
今日は十五夜
家に帰ってススキとコスモスを飾って
ささやかですがお月見をいたしました
by yuyu-to-minomi
| 2012-10-01 14:34
| 暮らしの中で